iPhoneの標準機能である「iPhoneを探す」を知っているでしょうか。iPhoneを紛失した時などに、とても便利な機能です。ここでは「iPhoneを探す」をオンにした際のメリットや設定方法などについて解説を行います。
もしもの時に頼りになる!「iPhoneを探す」ってどんな機能?
「iPhoneを探す」機能の概要を説明します。「iPhoneを探す」はiPhoneやiPadなどを紛失してしまった際に、遠隔捜索できる機能です。
本体の位置情報サービスを活用することで、最後にiPhoneを確認した地点を地図上に表示することが可能です。iPhoneを無くしてしまった時には非常に頼りになる機能といえるでしょう。遠隔操作で本体から音を鳴らしたり、拾ってくれた人に対してメッセージを送信したりすることもできます。
メリット盛りだくさん!「iPhoneを探す」をオンにしてみよう
「iPhoneを探す」は、設定をオンにしておかなければ使うことができません。「iPhoneを探す」をオンにすることでさまざまなメリットがあります。
紛失したときにiPhoneを探しやすくなるだけでなく、地図アプリで自分の現在地が分かるのも便利です。Google Mapなどに代表される地図アプリと連携すれば、徒歩や自転車で移動する際にもカーナビのような使い方ができます。
ゲームアプリとの連動もメリットのひとつです。ゲームアプリを起動時、位置情報サービスをONにすると地域情報を参照して近くにいる人と協力プレイができます。
要注意!「iPhoneを探す」をオフにした際のデメリットとは
「iPhoneを探す」をオフにしている時にiPhoneを無くしてしまうと探すのが本当に大変です。
紛失時に役立つ機能である「紛失モード」「リモート消去」「アクティベーションロック」などが使えなくなるのがデメリットです。紛失モードとは遠隔でデバイスロックをかけ位置情報を追跡できる機能です。
リモート消去とはデバイス上のデータを工場出荷時の設定に戻す機能です。手元に戻ってきたらiCloudのバックアップを使用し、デバイスを復元するようにしましょう。アクティベーションロックはApple ID、およびパスワード入力しない限り操作不能にする機能です。
「iPhoneを探す」をオフにしなければならない状況とは
とても便利な「iPhoneを探す」ですが、状況によってはオフにしなければならない時もあります。たとえば修理に出す際には「iPhoneを探す」を必ずオフにしなくてはなりません。
下取りをしてもらう場合や、なんらかの譲渡を行う場合も同様です。また「iPhoneを探す」は位置情報をONにしている状態のためバッテリー消費が激しくなる傾向があります。バッテリーを節約したい時には一度オフにするのも良いでしょう。
「iPhoneを探す」の設定手順について
「iPhoneを探す」の設定手順はとても簡単です。
まずホーム画面を表示してください。次に「設定」「ユーザー名」「iCloud」の順にタップします(iOS10.2以前のVer.であれば「設定」「iCloud」の順に選択)。下側までスクロールさせて「iPhoneを探す」をタップします。タップ後、「iPhone を探す」「最後の位置情報を送信」をスライドさせることで設定がオンにできます。設定の際にはサインイン画面が表示されますのでApple IDを入力してください。
「iPhoneを探す」の設定が完了するとペアリングしているApple Watch、Air Podsも自動的に設定されることを覚えておきましょう。
「iPhoneを探す」は基本的にオン設定がおすすめ
「iPhoneを探す」を今まで使っていなかった人もこれを機に設定をしてみてください。
iPhoneを紛失してしまった場合に発見できる確率が格段に上がるだけでなく、他人による悪用を防ぐことができるので安全です。iPhoneを紛失しなかったとしても、地図アプリとして機能しますので日常生活で役立つ場面もあるでしょう。
オンオフは簡単に切り替えできますので、普段使用するときは「iPhoneを探す」をオンにすることをおすすめします。