プロに任せるべき?iPhoneを自分で修理するメリットと注意点

iPhone修理サービス比較

iPhoneが故障した際、手先が器用な人や詳しい人であれば「自分で修理しよう」と考えるかもしれません。インターネット上にはiPhoneの修理についての情報が数多く公開されており、「誰でも簡単にできる」というイメージを持っている人もいるでしょう。しかし、本当にiPhoneは自分で修理しても問題はないのでしょうか。この記事では、iPhoneを自分で修理するメリットに触れつつも、作業の注意点やトラブル事例などについて詳しく紹介します。

修理費を節約できる?iPhoneを自分で修理するメリットとは

故障したiPhoneを自分で修理することができれば、修理費用が安くなるなど良いことがあるのは確かです。ここでは、iPhoneを自分で修理したときのメリットについて解説します。

修理費を安く抑えられる

iPhoneの修理を正規店や民間の修理店など各種業者に依頼するよりも、自分で修理をしたほうが費用面で安くなるケースが多くなります。なぜかというと、修理業者に依頼をする場合、部品代だけでなく作業代などの手間賃も発生するからです。それらの代金には当然ながら業者の利益も含まれるので、どうしても費用が高めになってしまいます。

その点、自分で修理をするのであれば、作業費は必要ありません。修理に必要な道具を揃えれば、あとは交換用のパーツを用意するだけ。自分で修理をする手間はかかりますが、費用は安上がりです。ちなみに、修理の方法についてはブログやYouTubeなど、インターネット上でさまざまな人が公開しているので、参考にするといいでしょう。また、修理に必要な工具やパーツも、ネットで入手することが可能です。工具があればいつでも分解・修理ができるので、頻繁にiPhoneが故障するという人にとっては、自分で修理するのも選択肢のひとつかもしれませんね。

お店にいく手間が省け即日対応できる

自分で修理をすれば、わざわざ店頭まで行く必要がないので、移動する手間や時間が省けるのもメリットのひとつです。さらに、ガソリン代や電車賃などの交通費を節約することもできます。

お店で修理を依頼すると、多くのケースで待ち時間が発生します。たとえば、画面の交換だけでも、少なくとも30分程度はかかってしまいます。休日など混雑している状況であれば、1時間以上待つことも覚悟しなければならないでしょう。その点、自分で修理することができれば「即日対応」が可能です。必要な工具やパーツさえ手元にあれば、いつでも修理できるということです。「壊れたiPhoneを今すぐにでも修理したい」「自分の好きなタイミングで直したい」という人であれば、自分でやってみることを検討してもいいでしょう。

公式のサポート外に!iPhoneを自分で修理するときの注意点

とはいえ、iPhoneを自分で修理するとなった場合には、いろいろと気を付けなければならないポイントがあります。これらのポイントを知らずに作業を進めてしまうと、故障が直らないだけでなく、法律違反になったり、公式のサポートを受けられなくなったりするリスクがあるのです。ここでは、iPhoneを自分で修理するときの注意点について詳しく解説します。

データが消える可能性がある

iPhoneを自分で修理する際の注意点として、失敗によってデータが消えてしまうリスクがあるという点があります。たとえば、パーツの取り外し方を間違えたことが原因で基板を壊してしまい、データが全消去されてしまったというのは、よくあるトラブル事例です。大切な画像や知人の連絡先が一瞬にして消えてしまうと、困りますよね。iPhoneの修理は一見すると簡単そうに思えるかもしれませんが、慣れや知識が必要不可欠です。自分で修理をする際には、細心の注意を払いましょう。

もちろん、自分で修理する場合だけでなく、業者に依頼するケースにおいてもデータが消えてしまうリスクは同じように存在します。何らかの修理を行う(または依頼する)場合には、事前に必ずデータのバックアップを取るようにしましょう。

道具やパーツを揃えるのに苦労することがある

意外と苦労するのが、修理に必要な道具やパーツの調達かもしれません。基本的に、iPhoneは誰でも安易に分解や修理ができないように設計・製造されています。そのため、どこの家庭にでもあるような普通のドライバーや工具で修理を行うことはできません。つまり、修理には専用の工具が必要だということです。たとえば、iPhoneの修理にはドライバーが欠かせません。しかし、中にはネジ山が「星の形」をした特殊なネジもあり、それを開けるには専用のドライバーを用意しなければいけません。また、内部の細かいネジを外すためには精密ドライバーが必要になりますし、フロントパネルを開けるためには吸盤などもあったほうが無難です。このように、修理に必要な道具はいろいろあるので、普段から工作などをしない人にとってみれば、集めるのにやや苦労するかもしれません。ちなみに、これらの専用工具がないまま無理やりこじ開けようとすると、パーツが破損したり、内部でケーブルが断線したりする可能性が高いので、絶対にやめましょう。

修理の仕方に問題がなくても、パーツのせいで正常に動かないこともあります。交換用のパーツについては、通販サイトなどで探せば見つかる可能性が高いです。ところが、粗悪品が販売されている場合もあり、交換しても直らないケースがあるのです。それだけでなく、機種に適合したパーツを購入したつもりなのに、まったく合わなかったということもあるでしょう。ネット通販で売られているパーツの多くは、Appleの純正品ではありません。信頼できる業者が販売しているケースもありますが、そうでない場合も多いのです。特に、はじめて自分で修理をするという人にとって、信頼できる部品であるかどうかの見極めは非常に難しいでしょう。

もしかすると、「粗悪品だったり合わなかったりしたら、交換してもらえばいい」と考える人がいるかもしれません。とはいえ、交換品が届くまでには時間がかかるため、結局は「修理業者に依頼したほうが早かった」ということにもなりかねません。さらに、粗悪なパーツを取り付けたせいで、最悪の場合、故障してしまうこともあるので十分注意しましょう。

修理が違法行為に該当する恐れがある

「自分で修理をすると法律に抵触する可能性がある」と聞くと、驚くかもしれませんね。そもそも、自分の所有するiPhoneなのだから「修理するのも本人の自由だ」と考える人も多いでしょう。結論をいうと、自分で修理をしたiPhoneを使用すると、違法になる可能性があります。

電波を利用するスマートフォンは、国の「電波法」という法律の規制を受けた通信機器です。電波法とは、簡単にいえば電波を使用する際のルールを定めたもので、iPhoneなどのスマートフォンは電波法の基準に適合していなければならないという決まりになっています。そして、その電波法の基準に適合しているかどうかを証明するためのものが、「技適マーク」です。iPhoneに限らず、スマートフォンには必ずこの「技適マーク」が付いています。ちなみに、iPhoneの場合、技適マークは本体に印字されておらず、設定メニュー内から確認することができます。

では、なぜ自分でiPhoneの修理をすると法律違反になる可能性があるのでしょうか。実は、個人や認定を受けていない業者が修理のために分解をしてしまうと、技適マークが外れた(電波法の基準に適合しない)通信機器となります。そして、その状態で電源を入れた瞬間、電波法違反の扱いとなるのです。なお、違法行為に該当しない修理ができるのは、メーカーやメーカーから委託された業者、アイサポなど総務省の登録がある民間の修理店だけです。自分が購入した製品であれば、当然ながら所有権は自分自身にあり、基本的には製品を思い通りに取り扱うことができます。しかし、iPhoneに関しては、認証を受けたうえで一般の人が自由に使えるルールとなっており、所有権とはまったく別問題の話です。法律違反となった場合には罰則も設けられており、認証を無視した修理の手続きはできません。

正規の修理サービスが受けられなくなる

iPhoneを購入したときに、一緒にメーカー保証へ加入する人も多いでしょう。自分で修理をすると、本来受けられるはずだったApple(iPhoneのメーカー)の公式サポートから対象外とされてしまうので気を付けましょう。たとえ保証期間が残っていたとしても、無効になるので注意が必要です。なぜメーカー保証の対象外になるかというと、正規ルート以外での分解や部品交換は、Apple側から「不正改造」とみなされるからです。また、Apple以外の非公式な方法で修理をしてしまうと、不具合の責任がどこに(誰に)あるのかが曖昧になるという理由もあります。これは、修理だけでなく、純正品以外のパーツを取り付けるなどiPhoneに何らかの手を加えた場合も同様です。Appleからしっかりとしたサポートを受けたいのであれば、自分で修理するのは避けましょう。

逆に悪化!iPhoneを自分で修理したときのトラブル事例

いくら手先が器用で注意深く作業をしたとしても、iPhoneを素人が修理するとさまざまな問題が起こりがちです。ここからは、iPhoneを自分で修理したときのトラブル事例を紹介します。

iPhoneが起動しなくなる

見た目は綺麗に修理できたつもりでも、iPhoneが起動しなくなったというのはよくあるトラブルです。この原因のひとつとして、静電気が考えられます。静電気をまとったままの手で作業をすると、iPhoneの内部で回路がショートし、起動しなくなる恐れがあるのです。また、水に濡れた手で作業を行うと、回路に触れた際に壊れやすくなってしまうという問題もあります。修理を行う際には、静電気の除去を必ず行い、手が濡れている場合はタオルでしっかり拭いてから行うようにしましょう。

ちなみに、iPhoneの電源が入らないのはバッテリーやパネルのコネクターの接触が悪いだけかもしれないので、その際はコネクターをはめ直してみるといいでしょう。

故障部分がさらに広がる

ブログやYouTubeなどでは、iPhoneの修理のやり方が多く公開されていて、「自分でも簡単にできるかも」というイメージを持っている人もいるかもしれませんね。しかし、実際には決して簡単な作業ではありません。iPhoneの分解・修理を慣れていない人が行うと、故障箇所がさらに広がることにもなりかねないのです。

先述したとおり、iPhoneを分解するときには、専用工具を使って慎重に行う必要があります。しかし、そうとは知らずに無理やりこじ開けたり部品を外したりして正常に動いていた部分にまでダメージを与えてしまうのは、自分で修理をする際によくあるトラブルです。たとえば、本体を開けるときにケーブルを断線してしまったり、基板のパーツが外れてしまったりすると、自分では修復できない状況になります。特に、バッテリーは危険度が高いパーツなので要注意。傷が付いて液漏れなどが発生すると、発火する危険があるからです。バッテリー周囲にある他の部品を無理やり外そうとしたときに、誤ってバッテリーを傷付けてしまうケースが多いので、慎重に行いましょう。

iPhoneの故障は、目に見えている場所だけとは限りません。たとえば、タッチパネルが割れただけだと思っても、衝撃で内部の基板に傷が入っているケースもあるのです。それに気付かずにタッチパネルのみの修理を行っても、問題は解決しません。そればかりか、問題が解決しないからといってむやみに作業を継続すると、さらに故障部分を広げてしまうリスクが伴います。自分で解決できないと思ったら、すぐにプロの手を借りることが被害拡大を防ぐ最善の解決策です。

分解後に戻せなくなる

苦労して分解・修理したものの、その後元に戻せずに困ってしまうというトラブルも、決して少なくないでしょう。繰り返しになりますが、iPhoneは簡単に分解できないような構造になっています。分解がしにくいということは、元に戻すのも難易度が高いということです。iPhoneを分解するときには、必ずパーツの向きやネジの場所をしっかりと把握しながら作業を進めるようにしましょう。ネジやパーツはサイズが小さいものが多いので、紛失しないようにトレイなどを用意しておくのがおすすめです。

無理は禁物!iPhone修理業者に任せるメリット

自分で修理をしていて、少しでも無理だと思ったら、iPhoneの修理業者に任せるのが無難です。業者はiPhone修理のプロであるため、当然ながらスキルは高く、修理の際に余計な箇所を壊してしまうようなリスクはほとんどありません。また、業者によっては修理後のアフターケアが付いてくるところもあるので、部品不良など万が一のときでも安心できます。保証期間は修理屋によって変わりますが、だいたい1~3カ月程度が多いです。

自分で修理をするよりも、iPhoneの修理業者に依頼したほうが早く作業が済むのも、メリットです。自分で修理をする場合、慣れていないと直すのに時間がかかりますが、iPhone修理業者に依頼すれば30分程度で終わるケースもあるでしょう。ここで注意すべきなのは、信頼と実績のある業者を選ぶことです。総務省の登録を受けていない業者や、スタッフの技術が乏しい業者に依頼してしまうと、症状が改善しないばかりか、最悪のケースだと反対に悪化させてしまう場合もあります。iPhoneの修理を依頼するのであれば、総務省登録の信頼できる業者に依頼するようにしましょう。

修理満足度抜群!iPhone修理で困ったらアイサポにご連絡を

iPhoneを自分で修理すれば、確かに金銭的な負担は軽減されるかもしれませんが、その代わりにさまざまなリスクが発生します。iPhoneを確実に、安心して直したいなら、信頼と実績のあるiPhone修理業者に任せるのが一番です。アイサポは総務省登録修理事業者で、実際に利用した人の修理満足度が非常に高く、最短30分で修理が可能です。気になるプライバシー保護も万全なので、iPhoneが壊れてしまったときは気軽に相談してみることをおすすめします。

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