困ったときの最終手段!iPhoneを強制初期化する方法と事前にやっておくべきこと

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iPhoneは端末を操作にすることで、いつでも簡単に初期化することが可能です。しかし、破損や水没などが原因で端末が操作不能の状態では、端末だけでは初期化ができません。そんな緊急事態の際に行うのが強制初期化です。

ここでは、初期化と強制初期化の主な違いをはじめ、何らかの事情によりiPhoneの初期化ができないときに強制的初期化を行う方法をご紹介します。なお、この記事で紹介している強制初期化の方法は、データの消失などの端末に重大な影響を及ぼす操作となりますので、あくまでも自己責任の元で行ってください。

初期化と強制初期化の主な違いは何?

「初期化」は、端末自体を操作して設定や保存されているデータをリセットすることです。

「設定アプリ」から「一般」を選択すると、最下部に「リセット」という項目があります。パスコードを入力することで、いつでも端末のリセットは可能です。

一方で「強制初期化」は、端末が操作不能の状態やパスコードを忘れてしまった際に、強制的に端末をリセットすることを指しています。どちらで初期化を行っても、端末をリセットして工場出荷時の状態に戻すことに変わりはありません。

しかし、初期化をするためには「端末が操作可能な状態」「パスコードがわかっている」という2つの条件が整っている必要があります。したがって、いずれの条件も満たしていない状態で端末をリセットしなければならない事情があるときなどは、強制初期化を行うしかありません。

リカバリーモードを使った強制初期化

リカバリーモードは、端末に修復不能なエラーなどがあるときなどに、強制的に初期化して工場出荷時の状態に戻すためのモードです。

端末がエラーを見つけた際に自動でリカバリーモードへと移行するケースが多いのですが、任意でモード移行させることも可能になっています。手順をみていきましょう。

まずは、最新バージョンのiTunesが入っているパソコンに付属のケーブルを利用して端末を接続し、その後パソコンのiTunesを起動させます。そして、iPhone6s以前の機種は電源ボタンとホームボタン(iPhone7とiPhone7Plusは電源ボタンと音量を下げるボタン)を同時に長押しです。すると、iPhoneの画面にはAppleのロゴが表示されます。その後もしばらく押し続けていると、iTunesのマークが画面中央に表示され、リカバリーモードへの移行は完了です。

あとは、パソコンの画面に「復元」「アップデート」のどちらかを選択するポップが出ますので、「アップデート」を選択してください。そうすることで、iPhoneにiOSを再インストールして工場出荷時の状態に戻すことが可能です。

リカバリーモードが使えないときはDFUモードを利用して強制初期化

DFUモードとは、Device Firmware Updateの頭文字で、iPhoneをリカバリーモードに移行させることができないケースなどで強制初期化を行うためのモードとなっています。

まずは、最新バージョンのiTunesが入ったパソコンとiPhoneを付属のケーブルで接続してください。このとき、iTunesは起動していてもいなくてもどちらでも構いません。その後、iPhoneの電源ボタンとホームボタンを同時に長押しします。10秒ほど押し続けたら、電源ボタンだけを離してホームボタンは長押ししたままです。そうするとパソコンの画面に「iTunesはリカバリーモード中のiPhoneを発見しました」というポップが表示されるので「OK」を選択します。

その後はホームボタンからも手を放し、パソコンの画面に表示された手順に従っていくことで強制初期化が可能です。ただし、DFUモードは強制初期化の最終手段的な位置づけであり、Appleが公式発表している機能ではありません。利用する際はこのことを十分に理解した上で、自己責任の元でお願いします。

強制初期化する前に「iPhoneを探す」はオフにしておこう

「iPhoneを探す」という機能をオンにしておくと、端末の紛失や盗難にあってしてしまったときでもIDとパスワードを入力しなければ一切操作ができなくなります。

緊急事態が起きても不正に利用されるのを遠隔で防げるため、これは大変ありがたい機能です。しかしながら、この機能をオフにしてから初期化しなければ初期化後にAppleIDでのログインが必要になります。つまり、パスワードがわからない状態で初期化してしまうと、初期化後に端末の操作が一切できなくなるという非常事態が起きてしまうのです。そのようなトラブル防止のためにも、端末が操作可能な状態であれば、「設定アプリ」から「iCloud」へと進み、「iPhoneを探す」をオフにしてから初期化は行いましょう。

端末が操作できない状態のときは、パソコン版のiCloudや別のデバイスから自分のiCloudへログインしてオフにすることも可能です。

初期化前にデータのバックアップは必須!

iPhoneを初期化するということは、iPhoneを工場出荷時のまっさらな状態に戻すことを指しています。つまり、設定や電話帳をはじめ、画像や動画などの端末に保存されているデータはすべて消去されるということです。

さらに言えば、パソコンやiCloudにバックアップを取らずに初期化をしてしまった場合、元の状態に戻す方法はひとつもありません。したがって、初期化をする前のバックアップは必須なのです。ただ、初期化を行わなければならないような事態はいつ起きるかわかりませんし、端末が操作不能の状態ではバックアップを取ることはできないでしょう。

消したくない写真や大切な動画などのデータを守るためにも、普段からこまめにバックアップを取ることを習慣づけておきましょう。

強制初期化は端末操作で初期化ができないときの最終手段!

初期化を行うことで端末からデータは失われますが、予期せぬエラーなどはほとんどのケースで解消されます。

また、初期化と強制初期化のどちらを行っても、iPhoneを工場出荷時の状態に戻すことは可能ですが、強制的に初期化しなければならないとき以外はリスクも高まりますので、極力端末操作での初期化を利用するようにしましょう。

特に、DFUモードはAppleが公式発表しているモードではないため、最終手段として考えておくべき初期化の方法です。そして、初期化の際には必ず「iPhoneを探す」をオフにし、バックアップが取れていることを確認した後に自己責任で行うようお願いします。

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