iPhoneを利用していると、電池持ちが悪くなったり、頻繁に充電を繰り返さなければならなくなったりすることがあります。もしかすると、それはバッテリーの寿命かもしれません。iPhoneを長く愛用していくためにも、バッテリーについて正しい知識を身に付けましょう。
iPhoneのバッテリー寿命はどれくらい?
バッテリーは充電すれば回復するため、何度でも繰り返し利用できると考える人が少なくありません。しかし、バッテリーには寿命があり、寿命が過ぎたあとは交換する必要があります。それでは、寿命はどれくらいなのでしょうか。
結論から言うと、iPhoneのバッテリー寿命は3年間です。これはAppleが正式に公表している数字であるため、信用することができます。しかし、必ずしもすべてのバッテリーが3年持つというわけではなく、使い方によって変動する可能性があります。
例えば、iPhoneを充電しながら長時間利用することや、動画や音楽などを楽しむことが多い場合はバッテリーに負担がかかり、寿命が短くなる傾向が高いです。そのため、3年というのは一つの目安程度に考えるのが良いでしょう。
バッテリー寿命を知らせる症状
バッテリーの寿命かどうかを知る症状として、大きく3つ挙げることができます。
1つ目は、電池の減りが異常に早いことです。寿命が近づくにつれ、バッテリーの性能が劣化していきます。そのため、100%まで充電しても1時間程度で0%になってしまう、というようなことになってしまいます。
2つ目は、%表示がおかしくなることです。具体的には、残量が10%だったために充電をすると急に30%になった、というようなことが起こります。バッテリーが劣化していると、iPhone本体がバッテリーの情報を正しく認識できなくなることがあるために、このような現象が起きます。
3つ目はバッテリーが膨張してきていることです。バッテリーはiPhoneの中にあるため直接見ることはできませんが、膨張が起きるとiPhoneの背面が盛り上がってきます。膨張は放置すると危険であるため、できる限り早くバッテリーを交換するようにしましょう。
バッテリーの寿命を確認する方法
以上のような症状が発生した場合は寿命が過ぎている可能性が高いため、実際にバッテリーが寿命であるのかを確かめることが大切です。やり方は非常に簡単です。
まず、設定アプリを開き、「バッテリー」をタップします。そして、画面の上部に「iPhone のバッテリーの点検修理が必要になる可能性があります」と表示されていれば、バッテリーの交換が必要です。表示がない場合はまだバッテリーが使えるということです。
その他にも、AppleサポートアプリやiOS診断によるバッテリー診断がありますが、設定アプリからの確認が最も簡単です。
バッテリーを長持ちさせるための手段
バッテリーを使う以上、劣化を止めることはできませんが、長持ちさせることは可能です。最も効果的なのは充電の回数を減らすことです。
iPhoneは500回のフル充電をした際に、本来の容量の最大80パーセントを維持できるようになっています。
言い換えれば、充電の回数を減らせば劣化する可能性も低いということです。動画や音楽など充電を多く消費するコンテンツは、iPhoneではなくパソコンで利用するなどすると良いでしょう。
そして、充電をする際は100%になったら充電器から外すことも大切です。充電が終わっても、ついついそのまま放置してしまうことがありますが、これはバッテリーに負担を与えかねないため、あまりおすすめできません。そして、余裕があれば35℃以上の高温を避けるようにしましょう。
バッテリーは高温に弱いため、常温を維持するのが理想的です。
普段から寿命を意識して利用しよう
バッテリーの寿命は使い方によって大きく異なります。同じiPhoneでも寿命は大きく変化するため気をつけましょう。
バッテリーの劣化を抑えるためには、バッテリーに負担を与えないことが大切です。しかし、充電回数を減らしたり、充電完了後は充電器を外したりなど、ひとつひとつの方法は非常に簡単です。
普段から使い方を意識してiPhoneを利用すれば、特別なことはしなくても寿命は長持ちさせることはできるでしょう。
その他にも以下の症状に当てはまるものがあればお問合せください。
・バッテリーがすぐ切れる
・電源がいきなり落ちる
・充電してもすぐにバッテリーが切れる
・バッテリーの充電が遅い
・バッテリーが膨張している
・バッテリーが発熱している
・バッテリーの充電が遅い
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