iPhoneは日本で最も人気があるスマホです。
ガラケーやAndroidスマホから乗り替えたいと思っている人も多いでしょうが、いずれもiPhoneとの操作感は全然違うので戸惑うこともあるでしょう。そんな人のために、今回はiPhoneを操作する上で基本となる5つのポイントを紹介します。起動やアプリの入手方法など、最も大事な設定なのでしっかり覚えましょう。
iPhoneの起動に必要な指紋認証とパスワードを設定しよう
iPhoneを購入したら最初に行いたいのは、パスコードと「Touch ID」と呼ばれる指紋認証の設定です。
パスコードはスマホの起動時に要求される4桁の暗証番号を入力するものです。指紋認証では、iPhoneを起動させる際にホームボタンに指を乗せたままにしておくと指紋による本人確認が行われ、パスコードを入力しなくても操作ができるようになります。
設定方法は、設定アイコンから「Touch IDとパスコード」を選択。さらに「iPhoneのロックを解除」を押すと、まず指紋認証ができなかった時に要求されるパスコードを設定するための暗証番号を登録してください。パスコードが入力できたら、指紋認証の番です。ホームボタンに指を何度か乗せて、指紋の模様が埋まるまで続けます。続けて指の淵部分の登録(グリップ調整)も要求されるので、同様に認証作業を行いましょう。画面に「完了」の文字が出れば認証作業は終了です。指紋は最大5本まで追加が可能です。
iPhoneでアプリや書籍を入手するにはAppleIDの登録が必要
iPhoneを含め、初めてMacの製品を持つ人はAppleIDを登録する必要があります。
AppleIDを持っていないと、アプリのダウンロードや書籍、曲などを購入することができません。
AppleIDを作成するには、曲を購入する際にアクセスするitunes、バックアップを自動で行ってくれるiCloud、AppleIDを作成できるページのいずれかにアクセスすることで、登録作業に移ることができます。
IDの登録に必要なのはメールアドレス、生年月日、パスワード(複雑なものが望ましい)、本人確認の際に必要なセキュリティ質問、修復用のメールアドレスの5つです。これらの情報は、パスワードをリセットする際にも必要です。
iPhoneを100%楽しむためにアプリをダウンロード
iPhoneを十分に使いこなすには、アプリをダウンロードする必要があります。
使い方は、まず標準搭載されている「AppStore」のアイコンからアクセスします。AppStoreのアプリにはダウンロードできるアプリの全てが並んでいますが、欲しいアプリをいち早く探すには画面下のメニュー一覧にある「検索」から、目的のアプリに関連するキーワードやアプリ名を入力しましょう。
検索の一覧として出てきたアプリ名に「入手」と表示されているのでタップすると「インストール」に変わります。入手と書かれている場合はアプリが無料ですが、価格が書いてある場合は有料です。続けてタップすると、AppleIDの確認を求められるので「既存のAppleIDを使用」を選び、登録したIDとパスワードを入力。IDが認識されればアプリのインストールが開始されます。ただ、ダウンロードしたアプリはすぐに使えるとは限りません。
LINEやTwitterなどのSNSアプリはアカウントを作成する必要があり、サインインしなければ使えません。定番アプリは一度サインインすると、次に開いた時には自動的にアクセスできるようになるでしょう。
iCloudで保存するものは厳選しよう
iPhoneは2017年8月現在で販売されているモデルではストレージ容量が32GB、128GB、256GB(iPhone7/7plusのみ)に限られています。
安さを重視して容量の少ない32GBを購入して写真や動画をたくさん撮影すると、あっという間に容量がいっぱいになってしまうかもしれません。こんな時に利用したいのが、5GBまでなら無料でバックアップがしておけるiCloudです。限られた容量を有効に活用するiCloudの使い方としては、なんでもかんでもバックアップするということは避けたほうがよいでしょう。
設定から一般、ストレージとiCloudの使用状況、ストレージ管理を選択すると、バックアップの対象となるデータの選択画面にアクセスできます。ここで保存する必要がないアプリをオフに切り替えるだけでも、ストレージの節約ができます。
また、メールもバックアップの対象となっているため、重い添付ファイル付きの不要メールを削除すると、さらに容量を確保できるでしょう。
iPhoneが常にサクサク動くためにアプリを整理しよう
iPhoneを使い続けていると、だんだん動きが重くなってくると感じることもあるでしょう。
よくある原因としては、アプリを入れすぎたり、アプリを終了せずにバックグラウンドで使い続けていたりするため、iPhoneのメモリを無駄に消費していることが挙げられます。常にiPhoneの動作を軽快にさせるための使い方として、使わないと思ったアプリはすぐに削除することをおすすめします。
LINEやFacebookのような定番アプリも容量が大きいですので、ダウンロードは必要最小限にしておくべきです。特にゲーム系アプリは容量がかなり大きいので、遊び終えたらその都度捨てる習慣をつけましょう。
面倒なのは最初だけ、一度登録すれば簡単にアクセスできる
iPhoneは指紋認証やAppliedなど、他人からアクセスされないように何重にもパスワードを設定するようにできているため、最初は面倒に感じる人も多いかもしれません。
しかし、一度設定してしまえば、いずれも簡単な操作でアクセスができるものばかりです。操作に慣れてくると、いろいろな機能を試してみたくなるでしょうが、アプリを追加しすぎたり、なんでもクラウド保存しようとしたりすると動作も重くなります。日頃からiPhoneの中に入っているものを整理する意識を持ち、負担をかけない使い方を心がけてください。