iPhoneは2017年9月22日には最新機種となるiPhone8、11月3日にはハイエンドモデルのiPhoneXが発売されます。これ以外にも旧モデルとして6、7シリーズ、小型のSEなどラインナップが豊富です。価格や性能、容量も異なるiPhoneを選ぶのは、知識がない人にとっては大変で迷っているという人も多いでしょう。
そこで、今回はiPhone選びにおいて重要となる容量を中心に機種の選び方を紹介します。
32GBから256GBまで!iPhoneは同機種でも容量差が大きく異なる
iPhoneを選ぶうえで容量(ストレージ)を確認することは重要で、同じ機種でも容量にはかなりの差があります。新登場のiPhone8シリーズとXはそれぞれ64、256GBの2モデルが発売され、モデル間の容量差は4倍です。
旧型iPhoneになるとiPhone7シリーズは32、128、256GBの3モデルで、32GBと256GBでは8倍もの容量差があるのです。さらに、一世代前のiPhone6sや小型のiPhoneSEは32と128GBの2モデルに限られます。新機種が登場する度に容量は大きくなっていく傾向がみられますが、自分にはどれくらいの容量が合うのか十分に検討しましょう。
最上位のiPhoneXは11万円以上、iPhone8も約8万円から
iPhoneは機種によって価格が大きく異なります。最も高い機種では、iPhoneXのsimフリー256GBモデルが129,800円(税別)、64GBは112,800円と、いずれも10万円台を超える価格です。
iPhone8は64GBが78,800円、256GBは95,800円と、Xに比べて割安です。8の上位機種にあたるiPhone8plusは、64GBが89,800円、256GBは106,800円です。64GBと256GBモデルの価格差は17,000円です。ドコモやau、ソフトバンクといったキャリアでこれらの機種を購入する場合は、月割引を適用すれば大幅に値引きされます。
写真や動画撮影、ゲームアプリを楽しみたい人は大容量iPhoneがおすすめ
大容量のiPhoneを使うのに向いているのはどんなユーザーでしょうか。まず、写真や動画をたくさん撮影してスマホに貯めておきたい人です。特に動画は、iPhone6s以降の機種は高画質な4Kでの撮影が標準機能として搭載されています。
iPhone8以降の機種は滑らかな撮影が可能となる60fps(7plus以前は30fps)での4K撮影が可能となり、高画質な分多くの容量を使うことになるでしょう。また、高画質な映画をスマホで視聴したい、多くの音楽を持ち歩きたい、ゲームなどの大容量アプリを楽しみたいという人も、大容量のiPhoneの購入をおすすめします。
小容量のiPhoneはこまめにデータを移そう
iPhoneの小容量モデルの購入に向いているのは、撮影や映像の視聴をあまり利用しないライトユーザーやスマホ初心者です。
とはいえ、スマホの扱いに慣れてくると、いろいろな機能を試してみたくなり、いつの間にか容量がいっぱいになることも考えられます。そこで、容量の少ないモデルの購入を考えている人は、iCloudやPCへデータを移行して、本体のデータを削除することで容量を軽くしておく必要があります。不要だと思ったアプリも削除しておきましょう。
自分のスマホの容量使用状況を参考にiPhoneを選ぼう
理想の容量のiPhoneを購入するには、自分が現在使っているスマホの容量の使用状況を調べるのが最も参考となるでしょう。
Androidスマホの場合、機種にもよりますが多くは設定メニューから「ストレージ」で確認することができます。iPhoneユーザーの場合も、設定メニューからストレージを選択しましょう。ストレージでは写真やアプリ、音楽などに割り当てている容量を確認することができます。
現行のスマホで容量が足りないと思ったら、さらに容量の大きいiPhoneに変えたほうが良いといえます。
最新機種に近いiPhone7シリーズ、128GBモデル以上を狙おう
スマホは、数年間は同じ機種を使用することを考えると、性能も最新に近いiPhone7以降の製品を選ぶのが無難です。
iPhone8シリーズとXは64GBと256GBの2モデルしか存在しないため、容量の選択に悩むという人も多いでしょう。そこで、128GBモデルがあるiPhone7シリーズを選ぶのも手です。
旧機種のiPhoneは、数年後にOSのアップデートについていけなくなる可能性があります。長く使うことを考慮したうえで、なるべく新しい製品を購入、最小容量のモデルは避けると、ストレスなくiPhoneを楽しむことができるでしょう。