iPhoneにはさまざまな情報が入っているので、見当たらなくなると慌てる人も多いでしょう。ここでは、iPhoneを紛失したときの対処法を5つご紹介します。手順を追って解説しますので、日ごろの管理を含めて参考にしてみてください。
「iPhoneを探す」が有効で電源がオンのときは？
iPhoneを紛失しても「iPhoneを探す」を有効にしていてオンラインの状態であれば、パソコンやiPhone、iPad、iPod touchを使って対策ができます。
パソコンでは icloud.com/findを開き、iPhone、iPad、iPod touchからは「iPhone を探す」Appを使って「iPhone を探す」から位置情報を表示しましょう。iPhoneが近くにあることが分かったときは、音を鳴らすと発見しやすくなります。
オフラインのときはどうする？紛失モードを活用
「iPhoneを探す」を有効にしていれば、電源をOFFにしていたり、バッテリーが切れていたりしてオフラインの状態でも「紛失モード」を使うことができます。
紛失モードを有効にするには「すべてのデバイス」からロックしたいデバイスを選んで「紛失モード」をクリックします。オフラインであっても紛失モードにしておけば、Apple Payでの支払いができなくなるので安心です。紛失モードは、iPhoneの電源が入ったときに有効となります。
「iPhoneを探す」が無効なときの対処法とは？
「iPhoneを探す」の設定を有効にしていないときは、位置情報を得ることができません。しかし、iPhoneが悪用されないよう保護することはできます。
すぐに行いたいのがApple IDのパスワード変更です。Apple IDのパスワードを変更しておけば、 iCloudデータにアクセスされる心配がなくなります。
Apple IDは、日ごろからiPhone本体とは別なところで管理しておくと安心です。さらに、メールやSNSなどのパスワードも変更しておきましょう。
携帯電話会社に連絡して回線を停止！
iPhoneを紛失したときは、利用している携帯電話会社にも連絡しておきます。
大手携帯電話会社では回線停止の手続きを電話で行えますし、パソコン上で手続きできるものもあります。格安SIMを利用している場合であっても端末を紛失したときは回線停止手続きができますから、あらかじめ手続き方法を調べておくとよいでしょう。
なお、日ごろからSIMカードをPINでロックしておくと、紛失時にSIMカードを悪用される恐れがなくなります。
最寄りの警察への届け出を忘れずに
iPhoneを紛失したら、最寄りの交番に紛失届を提出するのを忘れないようにしましょう。
道端に落ちているiPhoneを見つけたとき、中身を確認せずに警察に届けてくれる人も多いものです。思わぬところで拾われて手元に届くかもしれません。遺失物に関する情報は、１万円以上の価値があるものであればインターネット上で公表されていて、居住地以外の都道府県データも閲覧できます。
また、電車の中で落とした可能性があれば、鉄道事業者にも届出しておきましょう。紛失後の数日間は、鉄道事業者の忘れ物センターで保管されていることがあるからです。
紛失は突然起こる…万一に備えることが大切
ふだん落とさないように気をつけているつもりでも、iPhoneを紛失してしまう可能性はあります。失くした後で慌てることがないよう、データはこまめにバックアップを取っておくと安心です。
また、「iPhoneを探す」を有効にしておくと、短時間のうちに自力で探し出せる可能性が高くなるといえるでしょう。さらに、紛失してしまったときに備え、必要な手続きを一覧にして自宅に保管しておくと、冷静に対処することができます。
IDやパスワードは記憶だけに頼ると、いざというときに思い出せないことがあります。他人に見られる心配のない場所に紙に書いた状態で保管しておくと、うっかり忘れてしまうリスクにも備えられます。
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