iPhoneを起動しようとしたとき、アップル社のロゴが画面に表示されたまま動かなくなり、先に進めなくなる症状を「リンゴループ」と呼びます。
「リンゴループ」の症状が出てしまう原因とその対処法についてご紹介します。
再起動を繰り返す原因って?iPhoneがリンゴループになる理由
「リンゴループ」の症状が出ているときは、iPhoneのOSであるiOSが再起動を何度も繰り返している状況にあります。
「リンゴループ」の症状が出てしまう原因はいくつか考えられ、iPhoneの基板やバッテリーなどの本体の不具合が原因で起こるケースと、iOSやアプリなどのソフトウェアの不具合が原因で起こるケースがあります。後者であるソフトウェアの不具合によって「リンゴループ」が起きている場合は、これからご紹介するいくつかの対処法で、復旧できるケースが多いようです。
「リンゴループ」の症状が出たときはiPhoneが使えなくなってしまうので、つい慌ててしまいがちですが、落ち着いて手順を守り作業を進めましょう。
iPhoneがフリーズして電源が切れないときに最初に試しておきたい対処法は、iPhoneの強制終了です。
強制終了の方法は、スリープボタン(電源ボタン)とホームボタンを同時に長押しします。5秒程度経つと、アップルのリンゴマークが表示されます。リンゴマークが表示されたら、スリープボタンとホームボタンから指をはなすとiPhoneが再起動します。
iPhone7/7Plusは従来のiPhoneとは違い、ホームボタンの仕組みが感圧式に変わりました。そのため、強制終了する際は、スリープボタンと音量の「-」ボタンを同時に長押しします。あとの手順は従来のiPhoneと変わりません。
強制終了を行っても電源が切れない場合は、充電が0%になるまでしばらく放置しましょう。電池がなくなることでiPhoneが自動的に強制終了されます。その後、充電器につないでしばらくするとiPhoneが再起動します。
本体の修理や交換が必要な「リンゴループ」なのか、そうでないかは見た目で判断することはできません。これからご紹介する対処法を簡単な方法から順番に試してみましょう。まずやってみたい手軽な対処法は、再起動です。
電源ボタンとホームボタンを長押し(iPhone 7とiPhone 7Plusの場合はスリープボタンとボリューム「-」ボタンを長押し)で再起動をかけることができます。SIMカードをいったん取り出して、電源を入れる方法も簡単に試すことができます。また、ほかのiPhoneやiPadからフェイスタイムで症状が出ているiPhoneに電話をかけてみる方法もあります。
電話がかかってきたときにロゴ画面から着信画面に切り替わることがあり、そのタイミングでホームボタンを押すと、通常の画面に戻れることがあります。ほかにも、iTunesに接続し同期させる方法で復旧できることもあります。それでも復旧できなければ「DFUモード」と呼ばれるモードで、iPhoneを復元する対処法もあります。
まずUSBケーブルでiPhoneをパソコンにつなぎiTunesを起動させます。それからiPhoneのスリープボタンとホームボタンを同時に10秒(iPhone 7とiPhone 7Plusの場合はスリープボタンとボリューム「-」ボタン)長押しして、画面が消えたタイミングでスリープボタンから指を離すと「DFUモード」で立ち上がります。この方法ですとiPhoneのデータが初期化されてしまいますので、iTunes経由でバックアップから復元します。
色々試したけど直らない!修理するのが近道?
再起動を繰り返す「リンゴループ」の対処の方法を簡単なものから説明してきましたが、残念なことに自力で復旧することができないこともあります。その場合はiPhoneの修理を依頼する必要があります。
修理に出すときは、「リンゴループ」の症状が出たタイミングや、自分で試した対処法などを担当者に伝えましょう。保証期間を過ぎていると修理に費用がかかることがあり、場合によっては本体を交換しなければならないこともあります。
まとめ
iPhoneを使っていると、Apple社のロゴが画面に表示されたまま動かなくなることがあります。この「リンゴループ」という症状は、iPhoneが無限に再起動を繰り返す症状で、原因として本体の不具合やソフトウェアの不具合が考えられます。
自分でできる復旧方法として、「再起動」や「SIMカードの出し入れ」「ほかの端末からフェイスタイムで電話をかける」「iTunesで同期する」「DFUモードで復元する」などの対処の仕方があります。これらの処置で上手く復旧できなければ、修理や交換を依頼する必要があります。
[…] リンゴループってどんな症状なの? […]