昨日まで、あるいは数時間前まで何不自由なく使えていたiPhone7の電源が突然入らなくなってしまうことがあります。
もしものときに慌ててしまわないように、あらかじめその対応策をいくつか覚えておきましょう。
iPhone7は従来のiPhoneと強制再起動の方法が異なる!
iPhone7では突然画面がフリーズしてしまう可能性は随分低くなっていますが、それでもiOSをアップデートした直後などに何らかの不具合に見舞われることがあります。この場合には、強制再起動を試してみましょう。
ただし、ホームボタンと電源ボタンを同時に長押しすることで強制再起動できていた従来のiPhoneと異なり、ホームボタンが圧力感知式で物理的に押すことができないため、ホームボタンではなく、音量を下げるボタンと電源ボタンを同時に10秒ほど押します。
このときAppleのロゴが表示されれば問題なく再起動させることができます。
意外とありがち?バッテリー切れ
もしホームボタンや電源ボタンを押しても何も反応しないならば、バッテリーが切れてしまっている可能性があります。バッテリー切れの状態で充電を開始してもすぐに反応しないことがあるので、最長1時間程度充電して反応をみましょう。
ただし、きちんと充電できていなければ意味がないため、15分から30分が経過した頃に一度電源ボタンを押してみて、もし何も反応しなければ電池パックの位置が正しいか、正規品の充電ケーブルや電源プラグに問題がないかを確かめる必要があります。可能であれば別のiPhoneを充電できるか確かめたり、予備ケーブルで充電できないかを試したりしましょう。
まれにiPhoneにセットされているSIMカードやmicroSDカードの接触不良が原因で電源がつかないことがあります。ケーブルや電源プラグに問題がないのに充電できない場合にはカードを取り出して、綿棒などで汚れを落としてみましょう。
充電できないなら、初期化するしかない……?
電源は入るのに起動の途中で動かなくなるのであれば、iTunesを用いて初期化してみましょう。iPhone7をコンピュータと接続した状態で、iTunesを起動し、iPhoneを強制的に再起動させます。
その後、Appleのロゴが表示されても電源ボタンと音量を下げるボタンを押し続け、リカバリモードの画面が表示されるのを待ちます。しばらくすると「復元」または「アップデート」の選択画面が表示されるので、「アップデート」を選択してください。
データを消去することなくiOSの再インストールを試みて、状況が改善することがあります。もし「アップデート」で状況が改善しない場合には「復元」をすることになります。
もし全く電源が入らないならば、DFUモードを試します。DFUモードにする方法も従来のiPhoneとiPhone7では異なっており、iPhone7ではパソコンとiPhoneを接続した後、音量を下げるボタンと電源ボタンを10秒ほど押してから、音量を下げるボタンのみを10秒ほど長押しします。
故障の可能性……、どこに依頼すればいいの?
上記の方法を試しても状況が改善しないならば、iPhone内部で不具合が起きている可能性がありますので、iPhone修理の専門店に修理を依頼しましょう。
修理を依頼するときには「配送修理」と「持ち込み修理」があります。近くにiPhone修理の専門店がない場合には、配送修理を選ぶと良いでしょう。
チャットや電話で問題が解決することもありえるので、修理を依頼する前には問い合わせてみてもいいかもしれません。
修理は最終手段!
仕事などでiPhoneを頻繁に使用している方にとって「電源が入らない」事態は死活問題になりかねません。このため、どうしても慌ててしまうかもしれませんが、まずは修理を依頼する前に、強制再起動や充電などいくつかの方法を試してみましょう。
また、いざというときのためになるべく定期的にバックアップすることをおすすめします。
その他にも以下の症状に当てはまるものがあればお問合せください。
・フロントパネルのひび割れ
・画面表示不良
・タッチパネル不良(タッチが効かない)
・バッテリー交換
・カメラが映らない/映りが悪い
・コネクタ不良(充電ができない等)
・ホームボタンの故障
・音量ボタンが効かない
・スリープ(電源)ボタン故障
・バイブレータがきかない
・相手や自分の声が聞こえない
・電源が入らない
・水没してしまった
・その他故障トラブル修理