iPhoneの故障事例や、修理行程履歴をご紹介致します!

iPhone 水没修理

いつもお世話になっております、あいさぽの奥田です。
連日暑過ぎてあいさぽでも耳から脳髄が解けて流れ出しているスタッフも出ております。(ウソです)

iPhone修理で最も多いのがフロントパネル(フロントガラス)の破損、
次に多いのがホームボタンやスリープ(電源)ボタンなどのボタン類の不良、
そして水没による起動不良や充電できないなどの動作不良です。
当店でも10台に1~2台くらいの割合で水没修理の依頼があります。

ネットなどで検索すると、水没した場合は乾燥剤を入れた袋に入れて
内部の水分を十分に取り除くとまた使える様になる可能性があるとの記載をよく見かけます。
たしかに間違いではありませんが、水分がちょっとでも残っている状態で電源を入れてしまうと
残っていた水分の影響で端子等がショートしてしまい、更なる故障を呼んでしまう可能性があります。

水没してしまった場合の対処として好ましいのは、
・その場からすぐ引き上げる
・電源は絶対に入れない(通電しない)
・今すぐ修理に出す(人間の病気と一緒で、早期の処置が一番重要です)
です。

軽度な症状で、充電・同期できない、音がおかしくなった、通話がおかしい、液晶がうっすら表示等、
重度な症状で、起動出来ない、データが消えたっぽい(リカバリー画面)、発熱する等あります。

それでは実機(iPhone 4)で検証したいと思います。

水没したiphone

このiPhoneは洗濯機にダイブして1週間放置していた状態(お客様談)のものです。
バッテリーを繋ぐ端子とドックコネクターを繋ぐ端子部分にショートした痕跡があります。
内部が濡れたままでアダプターを繋いだり色々行った痕が見られます。
結果、バッテリーもドックコネクターも認識しませんでした。
因みに部品自体(ドックコネクター、バッテリー)もショートして使えない状態でした。

2台目水没修理

更に本体上部に移り、左から見て1番目と3番目の端子にもショートした痕跡が見られます。
1番目はカメラを、3番目は液晶パネルをそれぞれ接続する端子部分です。
先に同じく部品自体もショートで使えない状態になっていました。
水没の場合、ここまでひどい場合でなくても液晶まで飛び火して点かなくなる事が多いです。
これは3GSや4Sなどの機種に関係なく、どの機種でもショートの飛び火は起こります。
結果としては今回は残念ながらこれ以上修理が出来ない為、ご返却とさせて頂きました。

やはり水没した場合は電源は決して入れず、すぐに修理に出す事をお勧め致します。
水没しても対処が早ければ早いほど100%の状態で復旧する可能性があります。
水没したままでそのまま放置すると今回のiPhoneの様に症状が悪化し、
直せたはずのiPhoneも残念ながら修理不可となってしまう場合があります。

あいさぽでは水没の場合、まずは全分解後マザーボードを含め全ての部品を専用工具にて完全乾燥させ、
端子やチップ部分のチェック後に全体のクリーニングと特殊な加工を施してから
再度組み直して動作チェックや各部品のチェック等進めて行きます。
ただし海水やトイレなどの水以外では対処や処置方法が若干変わります。

水没でお困りの方、まずはあいさぽにご遠慮なくお問い合わせ下さい。
それでは今後ともあいさぽをよろしくお願い致します。

 
iPhone水没修理ならあいさぽ新宿本店へ!!
 
水没・浸水の修理について

その他にも以下の症状に当てはまるものがあればお問合せください。

・水没して動かない
・画面の表示がおかしい
・タッチパネルが反応しない
・タッチパネルがおかしい
・画面に水が入った