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お持ち込みの状態は画面が割れて表示ができない、バッテリーが膨張し画面を押し上げてしまう状態でした。
この状態のまま、液晶交換を行ってもバッテリーが膨張しているためパネルが閉まりません。
そのためバッテリーも交換することで正常にパネルを閉じる状態にします。
また膨張したバッテリーは発火の恐れがあるため、早めに適切な方法での処分が必要になります。
1、端末下部のネジを外します
まずはiPhoneの下部に星型ネジが2本留められているので外します。
2、端末を開く
本体の下部に隙間を作るために金属のヘラを差し込みます。
この時入れる場所を間違えたり、深く差し込みすぎるとホームボタンの破損につながります。
隙間が空いたらヘラを差し込み、粘着剤を切るようにヘラを進めていきます。
全体にヘラが通ったらパネルを縦に開くことができるようになります。
開くときはコネクタを切らないように注意が必要です。
3、フロントパネルの取り外し
パネルが開いたらフロントパネルの取り外しを行います。
取り外しを行う前にコネクタを二カ所外す必要があります。
赤い丸がバッテリーのコネクタ、青い丸がフロントパネルのコネクタになります。
まずはバッテリーのコネクタを外します。
バッテリーのコネクタが外せたらフロントパネルのコネクタを外すことで、フロントパネルの取り外しが可能になります。
4、バッテリーの取り外し
パネルが外れたらまずはバッテリーの取り外しを行います。
バッテリーを外す際は左下の黒いバイブレーターを外して行います。
バッテリーは専用のテープで固定されています。
バイブレーターを取り外すことで、スペースができてテープの取り外しが簡単に行えるようになります。
テープを2本取るとバッテリーの取り外しができます。
新しいバッテリーに専用のテープをつけて、バイブレーターをもとの位置に戻して、バッテリーの交換は完了です。
5、液晶交換
液晶交換の際は上部についているインカメラとイヤースピーカー、下部についているホームボタンの移植が必要になります。
インカメラには明るさの調整をする調光センサー、通話時などに画面を暗くしてくれる近接センサーがついています。
明るさ調整などに異常があるときは、このパーツの交換すると改善されることもあります。
次はホームボタンの移植になります。
ホームボタンには指紋認証が搭載されていて、故障してしまうと指紋認証が使用できなくなります。
ホームボタンは毎日使うのでどうしても埃がたまってしまいます。
こちらはしっかりきれいにして新しい液晶パネルに取り付けます。
最後に液晶についているメタルプレートを取り外すことで移植するパーツの取り外しは終了です。
外したパーツを新しいパーツ移植するときはしっかり掃除をして粘着をつけて取り付けを行います。
これでバッテリー、液晶パネルどちらの交換も完了になります。
最後にBEFORE⇒AFTERとなります!
Before
After
画面が映らなかったものが、液晶交換することで正常に表示されタッチも効くようになりました。
Before
After
バッテリーを交換することで、バッテリー正常な厚みになり、しっかりと閉じるようになりました。
膨張しているバッテリー発火の恐れもありますので、このような症状が発生したら早めの交換を推奨しております。
少しでも心配なことがあればまずはご相談ください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
その他にも以下の症状に当てはまるものがあればお問合せください。
・フロントパネルのひび割れ(小さなひび割れ、画面全体の破損)
・画面表示不良(緑の線、画面真っ暗で映らない)
・タッチパネル不良(タッチが効かない、触ってもいない場所が勝手に反応する)
・バッテリー交換(電池の消耗が早い、バッテリー膨張)
・カメラが映らない/映りが悪い(ピントがずれる、ぼやける)
・カメラの外側のガラスレンズが割れてしまった。
・コネクタ不良(充電ができない、充電ケーブルが折れて取れなくなった)
・スリープ(電源)ボタン故障
・バイブレータがきかない
・相手や自分の声が聞こえない(声が小さい、雑音ノイズが入る)
・電源が入らない
・水没してしまった
・その他故障トラブル(リンゴループ、再起動を繰り返す等)
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