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画面の下半分が写らなくなってしまい、操作ができなくなってしまったとお持込がありました。
今回は液晶交換の修理工程をご紹介です。
1、端末下部のネジを外します
まずはiPhoneの下部に星型ネジが2本留められているので外します。
2、端末を開く
iPhone12シリーズ以降はフロントパネルが強固に接着されています。
そのため、加熱マットを使用してフロントパネル・フレームを温めていきます。
フレームが温め終わったら金属ヘラをパネル下部中央に入れ少しずつ持ち上げていきます。
きっかけが作れても他の場所はまだ固いのですぐに持ち上げるのは危険です。
隙間が空いたらピックを差し込みます。
ピックは粘着を切ることを意識し進めていきます。
iPhone13シリーズはフロントパネルケーブルと基板が左側にあるので注意が必要です。
パネルを開けると内部はこのようになってます。
一番大きい黒いところがバッテリーです。
3、フロントパネルの取り外し
コネクタを固定しているブラケットのネジを外していきます。
まずは赤丸3か所のY字ネジを外します。
同じように4か所のネジを外していきます。
赤丸はY字ネジ、青丸は+ネジになります。
ブラケットが外せたらコネクタを外していきます。
最初に左側のバッテリーのコネクタから外していきます。
続いてパネルコネクタを外します。
これで本体からパネルを取り外すことができました。
4、センサーアセンブリの取り外し
こちらのセンサーは新しいパネルへ移植となります。
そのため取り外しが必要になります。
まずはブラケットを固定しているY字型ネジ3箇所を取り外します。
まずはじめに調光センサーを外します。
上に取り上げるようにそっとマイナスドライバーで取り外します。
続いてマイクを取り外します。
最後は近接センサーの取り外しになります。
上に取り上げるように外します。
パネルから完全に取り外すために慎重に粘着を取り外していきます。
力任せに剥がしてしまうと傷をつけてしまう恐れがあるため、少しづつゆっくり剥がしていきます。
センサーアセンブリの取り外しが完了しました。
取り外しが完了したら新しいパネルに取り付けをすれば移植の完了です。
フロントパネル本付け前に防塵テープを貼り、動作を確認します。
問題なければ完了になります。
最後にBEFORE⇒AFTERとなります!
修理前は画面が見えず、操作ができなかった端末が液晶パネルの交換で、正常に操作ができるようになりました!
iPhone13シリーズ フロントパネル修理の注意事項としまして、
iOSが15.2以上ではないとFace ID機能が使用できません。
古いiOSでも修理後にアップデートして頂ければ問題なくご使用頂けます。
当日飛び込みでのご相談も承っておりますので、お困りごとがありましたらご相談ください!
その他にも以下の症状に当てはまるものがあればお問合せください。
・フロントパネルのひび割れ(小さなひび割れ、画面全体の破損)
・画面表示不良(緑の線、画面真っらで映らない)
・タッチパネル不良(タッチが効かない、触ってもいない場所が勝手に反応する)
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