iPhoneの故障事例や、修理行程履歴をご紹介致します!

iPhoneの部品、使用する工具について詳しく解説

さて今日は地味ですが、iPhoneで使用されているネジと工具について語ってみたいと思います。
 
iPhone5内部ネジ一式
基本的にiPhoneに使用されているネジは形状・サイズが全て違っています。
もちろん機種によって構成などが違いますので、流用する事も出来ません。
因みに画像のネジ一式はiPhone5sの物です。
 
一番太い径の物はiPhoneの心臓部であるマザーボードの固定やバネ状になっている様な部品、
またはコネクター差込口などの力のかかる部品などに使われています。
小さい物はカバーを押さえたり固定力をそれ程必要としない箇所などに使われています。
長さや頭の形状なども違う為、間違えると最悪部品を壊してしまう可能性があります。
 
iPhoneの特殊なネジ
珍しい形状としては画像の様に頭でっかちな物があります。
これは頭部分に更に小さなネジを取り付けられる二重構造になっています。
iPhone4から採用されており、対象物を固定した後に更にカバーを取り付ける際に使用します。
因みに頭の形状が特殊なため、あいさぽではオリジナルの工具を使って取り外しを行っています。
 
当店でも修理依頼やお問合せであるのが、お客様ご自身でiPhone修理にチャレンジしてみたものの、
元に戻すどころか交換部品まで切断してしまったりと修理に失敗してしまい
それはそれは悲しい状態になってしまったiPhoneを意外と多く見かけます。
 
ネジが原因で引き起こしてしまうiPhone修理の失敗例としては、
・正しくネジが外せない、そのネジに合った正しい工具で作業を行っていない
・力を掛け過ぎてネジの頭や山(ギザギザ部分)がダメになってしまっている
・ネジが非常に小さいので無くし易い
・違う位置に形状の違うネジを無理やり入れてしまっている
・取り付けたネジが違っている事で部品が正しく組み込めない&機能しない
などなど…。
 
ネジを回す(外す)のって意外と奥が深いんですよね。
ネジは上から真っ直ぐドライバーを当てて回す力よりも押す力の方を重視すると、
ネジ自体を傷めず、また道具自体の寿命を延ばす事が出来ます。
大抵ネジの頭部分をなめて(削って)しまう場合って道具の使い方に問題があったりするんです。
またiPhoneに使われてるネジは非常に小さいので、正しく作業を行わないと簡単にダメになってしまいます。
 
iPhoneの修理に使用する工具は基本的には消耗品です。
海外製の高級な物を使用する必要はありませんが、最低限日本製の物をお勧めします。
逆に中国製の物やブランド名の判らない物はすぐ壊れて使い物にならなくなります。(経験済み)
 
iPhone修理に使うドライバー
iPhone修理に使う工具の中で一番使用頻度の高いのはプラスドライバーです。
個人的にオススメはベッセル(日本製)の00番ですね。
・ホームセンターやちょっとした工具店でも入手し易い
・精度、耐久性ともにバッチリ
・400円程度で買える
・適度な長さが細かい作業をする際に非常に使い易い
 
トータルバランスでベッセル以外には考えられません。
因みに壊れる時はドライバーの先端ではなく、クルクル回るプラスチック部品が摩耗で壊れちゃいます。
もしドライバーの先端が欠け易いという方がいたら、それは使い方に問題がある可能性があります。
 
こんな感じで不定期ではありますが、今後iPhone修理工具の紹介なんかも紹介出来ればと思っています。
それでは今後ともiPhone修理あいさぽをよろしくお願い致します。
 
iPhone修理のあいさぽ新宿本店