iPhone16Pro 液晶破損の修理事例

当店ではお預かり前、修理後、お渡し時に以下17項目の動作確認を行っております。

・起動
・SIM認識
・液晶表示／有機EL表示
・タッチパネル（3Dタッチ）
・ホームボタン（SE2,SE3と8Pまでの機種）
・指紋認証／顔認証
・ボリュームボタン
・マナーボタン
・バイブレーター
・スリープボタン／サイドボタン
・カメラ（イン・アウト）
・マイク反応（上・下）
・スピーカー（上・下）
・近接センサー
・調光センサー
・充電コネクタ
・発信・受話確認

今回は起動できない状態のため動作確認は省略しました。

・修理の内容・手順

1.まず下ネジを外します。

2.本体を温め、粘着を弱めて画面を外していきます。

   iPhone12以降の端末は画面の粘着が非常に強力となっているため、加熱マットを使用し60～70℃で     温めます。

　粘着を弱める液体と金属ヘラを用いながら、画面下部に隙間をつくりヘラを挿し込みます。

　その後、下の写真の赤線にしたがって画面を慎重に開けていきます。

4.画面に取り付けられているフロントセンサーを取り外します。　

　このパーツは新しいパネルに移植する必要があります。

　金属カバーでセンサー部分が固定されているので、Yネジを外していきます。

　次は、右側の粘着部分を剥がしていきます。

　画面を温め、プラステックヘラ・専用液を使用して作業を行います。

　最後に、画面の凹凸にはめ込まれているセンサーを取り出します。

　金属ヘラを使用して、パーツを損傷させないように慎重に行います。

　無事に取り外すことが出来ました。

5.フロントセンサーを新しいパネルに移植します。

6.防塵シールを貼り付けます。

　一度画面を取り外した端末は粘着が弱まりホコリや水が入りやすくなるので、当店では新しく貼り付　　　　　

　けを行っております。

7.新しいパネルを取り付け、動作確認を行います。

ここで不具合が発生していた場合は、コネクタのつけ直しやパーツ交換を行い改善するかどうか再度確認作業を行います。

動作確認が問題なかったので、画面を閉じます。

8.念のため画面を閉じた後にも動作確認を行い、修理完了です。