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今回は数日前から電源が完全に入らなくなり、起動不良となってしまったiPhone8の修理依頼を承りました。
起動不良の場合、何が原因なのかまずは検証しないといけません。
そのため、見積もりとしては起動し正常に端末を使用するために必要な最低限の部品として液晶交換・バッテリー交換・コネクタ交換の3点の合計の金額をお伝えしております。
実際に交換する部品は、検証してからの判断となります。
1、端末下部のネジを外します
iPhone の電源を切り、端末下部にある星形のネジを2本外します。
2、端末を開く
パネルと本体フレームの隙間に金属ヘラを差し込み隙間を作ります。
無理に入れると本体を傷つけてしまいます。
少し隙間ができたらプラスチックのヘラを差し込みパネルを開けます。
本体フレームとフロントパネルを分離させていきます。
奥深く入れすぎてしまうとケーブルや基盤を壊してしまうので注意が必要です。
3、起動するか確認
フロントパネルが開くことが出来たら、フロントパネルの取り外しを行います。
プレートの下にコネクタがありますので、赤丸の箇所の4本のネジを外します。
プレートが外せたらコネクタが出てきます。
まずはじめにバッテリーのコネクタを外します。
バッテリーのコネクタが外れたらまずは新しいバッテリーを仮付けします。
仮付けを行うことで何が原因で起動不良になっているか確認ができます。
今回のお客様はバッテリー交換で無事に起動することが出来ました。
起動後充電もたまっていくことが確認できましたので、このままバッテリーの交換を進めます。
バッテリーのコネクタを外し、フロントパネルとつながっているコネクタを外せたらフロントパネルの取り外しができます。
パネルの取り外しが完了です。
今回はフロントパネルの交換はありませんので清掃のみ行います。
2、バッテリーの取り外し
バッテリーの下にあるスピーカー、タップティックエンジン(バイブレーター)を外します。
下にあった障害物がくなることでバッテリーの取り外しがスムーズに行えます。
バッテリーは専用のテープで固定されています。
ゆっくり下に引き伸ばしテープを外していきます。
テープは下に2本、上に2本ついています。
バッテリーの取り外しが完了になります。
中央の黒い箇所は背面充電のコイルになります。
新しいバッテリーに専用のテープを貼り正しい位置に取り付けを行います。
これでバッテリーの交換が完了になります。
バッテリーの取り付けが完了したらフロントパネルを戻し、ネジをはめて本体を閉じます。
本体を閉じて改めて充電ができることを確認して完了になります。
最後にBEFORE⇒AFTERとなります!
BEFORE
最初は起動せず、充電器をさしても全く反応がありませんでした。
AFTER
バッテリーを交換することで正常に起動し、しっかりと充電がたまるようになりました。
もちろんタッチなどの動作も完璧です。
起動しない状態だと端末を使用できないのはもちろんですが、データのバックアップも取れません。
突然起動不良になってしまったとお困りの方は是非お問い合わせください。
今回はバッテリー交換で改善でしたが、起動不良は様々な原因が考えられます。
ご相談いただければ検証させていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
その他にも以下の症状に当てはまるものがあればお問合せください。
・フロントパネルのひび割れ(小さなひび割れ、画面全体の破損)
・画面表示不良(緑の線、画面真っ暗で映らない)
・タッチパネル不良(タッチが効かない、触ってもいない場所が勝手に反応する)
・バッテリー交換(電池の消耗が早い、バッテリー膨張)
・カメラが映らない/映りが悪い(ピントがずれる、ぼやける)
・カメラの外側のガラスレンズが割れてしまった。
・コネクタ不良(充電ができない、充電ケーブルが折れて取れなくなった)
・スリープ(電源)ボタン故障
・バイブレータがきかない
・相手や自分の声が聞こえない(声が小さい、雑音ノイズが入る)
・電源が入らない
・水没してしまった
・その他故障トラブル(リンゴループ、再起動を繰り返す等)
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