ホームボタンコネクタ
良くある症状としては、ホームボタンの反応が鈍い(ダブルクリック等が認識しない)、
強く押さないと反応がない、全く効かない、押しっぱなし等に交換修理が必要となります。
iPhoneにおいてホームボタンは非常に使用頻度の高い部品です。
ホーム画面に戻る時は必ず必要ですし、ダブルクリックやトリプルクリックといった機能も
使いこなせる様になると操作性が一段レベルアップする事でしょう。
このホームボタンは表面のアクリル製(ガラス製ではありません)のボタン部分と内部のケーブルで構成されています。
通常の修理時はこの内部ケーブルのみを交換します。
iPhone 4Sになってから内部にシリコン製のゴムパッキンが採用され防水防塵効果が備わりました。
また4と4Sでは表面からの見た目の違いはありませんが、若干構造や構成が変わっています。
4と比べ4Sでは外装ボタン裏側の内部で固定するツメが薄くなっており、
結果フロントパネル破損の影響で割れやすくもなってしまいました。
ホームボタンの感触や反応が鈍くなってくるのは内部ケーブルの構造上の問題であり、
使用頻度によって内部接点が摩耗したり異物(液体含む)の混入などで効き具合が変わってしまいます。
4の場合は発売されて半年ほど経過したあたりから修理に持ち込まれる方が増え始めました。
4Sも発売から1年近くなりますので症状が出始めた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
更に、内部ケーブルはマザーボードではなくドックコネクターに直接接続されている為、
水没などでドックコネクター側が故障した場合にも効かなくなってしまう事があります。
こちらはドックコネクタの説明をお読み下さい。