お風呂でのリラックスタイムにiPhoneを使いたいと考えている人も多いことでしょう。
お風呂でiPhoneが使えると楽しみが増えそうですが、精密機器なので覚えておきたいこともあります。そこで今回は、iPhoneをお風呂で使う際、気を付けたいポイントや問題点などについて解説します。
防水機能がないiPhoneをお風呂で使うには?
防水機能がないiPhoneの場合、水濡れのほか、浴室内の湿気に触れないように注意する必要があります。湿気にさらさないためには、浴室に持ち込む前からしっかり防水対策を行うことがポイントです。
身の周りのもので手軽に活用できるのは、ジップロックです。丈夫な素材でできていて簡単に開閉することができます。ただし、繰り返し使っていると劣化してくるので、毎回交換することをおすすめします。
ジップロックの交換コストや防水性能が気になるときには、専用の防水ケースを使うのも一つの方法です。さまざまなサイズに対応できるソフトケースのほか、衝撃に強くぴったりしたサイズのハードケースもあるので、ライフスタイルに合わせて選ぶといいでしょう。なお、ケースに収納するとトラブルのリスクは下がりますが、万全というわけではありません。できる限り水にさらさないよう、気を配りたいものです。
防水機能付きのiPhoneはそのままでも大丈夫?
iPhoneの7・8・Xには防水機能があり、Appleによると「IEC規格60529にもとづくIP67等級」の性能が備わっています。
IP67の防水性能については、日新産業株式会社のホームページで「粉塵が内部に侵入しない」ことに加えて、「規定の圧力、時間で水中に浸漬しても有害な影響を受けない」ことが紹介されています。
これだけ高い防水性能があるのであれば、iPhoneをそのままお風呂に持っていくこともできそうですが、過信は禁物です。Appleのユーザガイドでは「液体による損傷は保証の対象になりません」と明記されていますから、水濡れ防止のケアはしっかり行うことが大切です。
防水機能付きのiPhoneをお風呂で使う場合の注意点
防水機能がついたiPhoneであっても、お風呂で使うときには気を付けたいことがあります。例えば、水に濡れた手で触ると操作しにくくなったり、操作できなくなったりすることがあります。
また、水は電流を通しやすいため、シャワーの水滴が画面にかかると誤作動を起こしてしまう可能性もあります。
さらに、ケースとの隙間に水が入り込んだ場合、入浴剤や石鹸、シャンプーなど不純物が混じることがあり、トラブルのリスクが高くなるといえるでしょう。
Appleでは、「石鹸、洗剤、酸や酸性の食品、および液体」にiPhoneを浸さないよう、呼び掛けています。
なお、iPhoneが水に濡れてしまったときは、ケーブルをすべて取り外して完全に乾かす必要があります。また、水濡れ後に充電するときは、5時間以上の間隔を空けるようにしましょう。
iPhoneをお風呂で便利に使用する方法
お風呂でiPhoneを使うときには、便利なグッズを活用するのがおすすめです。
ゆったり入浴したいときにはスマホスタンドを使ってみてはいかがでしょう。スタンドにiPhoneを立て掛けておけば、浴槽の中にうっかり落としてしまうこともなくなります。
また、音楽を聞くのが好きな人なら、Bluetooth対応の防水スピーカーも便利です。吸盤がついているものを選ぶと、浴槽の端や壁にも簡単に取り付けられます。防水スピーカーはアウトドアでも活用できるので、1つ持っていると楽しみの幅が広がるでしょう。
お風呂で安心してiPhoneを使えるようにしよう!
防水性能の高いiPhoneが販売されるようになり、お風呂での使い勝手も向上してきました。水気のある環境でも気軽に使いやすくなった反面、水に浸かることで不具合が生じたり、不純物が侵入したりするリスクがあることに変わりはありません。
iPhoneを長く快適に使い続けるためには、防水面の配慮をすることが重要といえるでしょう。