iPhoneを快適に利用するために欠かせないのがiOSのアップデートです。しかし、実際にやろうとするとエラーが発生して、アップデートに失敗してしまうことがあります。
このような時には一体どうすればよいのでしょうか。アップデートに失敗してしまう原因とその解決策を紹介します。
iPhoneの容量がいっぱいかも?
iPhoneをアップデートできない場合にまず確認したいのが容量です。
LINEやTwitterなどのアプリをダウンロードする際にはiPhoneの容量を消費しますが、アップデートに関しても同じように容量を消費します。そのため、容量に空きがないとアップデートすることができません。
アップデートに必要な容量はバージョンによって異なるため一概には言えないのですが、容量に十分な余裕があるかどうかを確認しておくことが大切です。容量がいっぱいである場合は、不要なアプリを削除したり、保存している画像や動画をパソコンに移したりするなどして、容量を確保しましょう。
本当に最新のiOS?
iPhoneのアップデートは、最新のiOSにしか対応していません。そのため、アップデートしようとしているiOSの更新データが古いものである場合には、アップデートに失敗するようになっています。
この場合のエラーメッセージとしては「iPhoneを復元できませんでした。不明なエラーが発生しました(3194)」というものが多いです。
解決法は、古いiOSの更新データを削除します。まず「設定」を開き、「一般」「ストレージとiCloud使用状況」「ストレージを管理」と順番にタップします。そしてアプリ一覧の中にある「iOS X.X.X」をタップし、「アップデートを削除」を選択することで完了です。古いiOSを削除することができたらもう一度アップデートをやってみてください。
バッテリー残量は大丈夫?
iPhoneのバッテリー残量が不十分だと、アップデートの途中で電源が切れてしまい、失敗してしまうことがあります。
また、iOSのバージョンによっては「ソフトウェア・アップデートにはバッテリー残量が50%以上であるか、電源に接続されていることが必要です。」というメッセージが表示され、そもそもアップデートの画面に進めないこともあります。
解決策としてはiPhoneをフル充電することです。充電しながらでもアップデートはできるのですが、バッテリーが消耗しやすくなってしまうためオススメできません。必ずフル充電してからアップデートしましょう。
通信環境は整っていますか?
アップデートするためには、まずiOSの更新データをiPhoneにダウンロードする必要があります。
ダウンロードはネットから行うものなので、通信環境が整っていなければなりません。もし電波が不安定なところでアップデートをしてしまうとダウンロード中に電波が悪くなり、通信が途切れてしまう可能性があるため気をつけましょう。
そのため、アップデートを開始する前には画面の上に表示されている電波のマークを参考にし、安定した通信ができるかどうかを確認することが重要です。LTEや4Gといったモバイル通信ではなく、自宅の無線LANなどを利用する場合は、できる限りルーターの近くで行いましょう。通信が安定するのでオススメです。
それでもダメなときはiTunesで
以上の解決法を試してみてもアップデートできない場合は、iTunesを利用しましょう。iPhone単体で行うよりもiTunesを経由した方が成功しやすくなります。
やり方は、まずパソコンに最新のiTunesをインストールし、そのパソコンにアップデートしたいiPhoneを接続します。次にiTunesを開いてiPhoneを選択し、「概要」「アップデートを確認」「ダウンロードしてアップデート」の順番でクリックするとアップデートが開始されます。
アップデートで最新版を楽しもう!
iPhoneをアップデートし、常に最新のiOSにすることで、より快適に利用することができます。新しい機能を楽しんだり、一見すると変化がなかったとしても不具合やウイルスなどからiPhoneを守ったりすることが可能です。
iPhoneを安全かつ楽しく利用していくためには最新のiOSが欠かせないので、必ずアップデートをしましょう。